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ご報告が大変遅れてしまいました。7月28日に、モカが永眠しました。

長文になりますので、以下折り畳みます。

■病気とモカの最期

数か月前より腫瘍を抱えていたのですが良性か悪性か分からなかったので経過観察を続け、ずっと変化がなかったのに7月の後半のある日、突然異常が見られました。前日までピンピンとしていたのに部屋んぽの時間になってもケージから出ようとせず、「おかしいな?」と思って大好きなレタスをあげても全く食べようとしません。夏バテかな?と思ったのですが数時間食欲は回復しないまま。

そして、体重を計る時にお尻から出血しているのを確認しました。病院に連絡し、翌朝すぐ連れて行き、緊急手術を決意。というか、それ以外は選択肢がありませんでした。子宮が大きく腫れているので、血が止まらない状態だと。こうなってしまったら摘出する他ありません。

心臓や肺の状態は問題なく、麻酔にも適応し、手術は成功しました。しかし…術後の体力が持たず、食欲が回復しないまま3日後、眠りにつきました。4歳目前でした(といっても、推定の誕生日なので、もしかしたら超えていたかもしれません)。

退院してから最後の24時間は3時間おきに起きて私のお腹の上で強制給餌。抱っこが嫌いな子だったのに、最期の日に限ってはお腹と胸をよじのぼってきて顔をスリスリしてきました。

「ありがとう」と言ってくれたのか、食事を全部拒否しながら「もういらないよ、もうすぐだから。」と伝えようとしてくれたのか。うちの中で一番空気を読める女子だったので、看病でつきっきりの私を安心させようと気を使っているのではないかとまで思ってしまいました。いちばんしんどいのはモカなのに、どこまでも姐御肌だなぁと。

小さい動物ですが、私に色々なことを教えてくれました。今仕事にしてることもモカのおかげで実ったものですし。小さいながらも見事に私の人生を変えてくれました。

■病理診断

病理診断によると、卵巣の異形成と嚢胞の影響によって子宮が腫れていたそうです。子宮が限界まで晴れて、出血してしまったのかと。

これはうさぎさんでもとても多い病気のようです。女の子で、4歳を超えると子宮の病気のリスクが著しく上がるんだろうで…うさぎさんだとそのそれを未然に防ぐために子宮や卵巣をとっちゃうケースも少なくないそうなのですが、モルモットだと(今回でも嫌というほど分かりましたが)手術が成功しても術後に回復しない子が多いなど、手術のリスクがあまりにも高いのでお医者さんもオススメできないのが歯がゆいとおっしゃっておりました。

■学んだこと:食欲の重要さ、命の尊さ。

今回のことで本当に色々と学びました。「学ぶ」というより「感じる」といったほうが正しいでしょうか。「今日元気でも明日元気とは限らない」「食欲ほど分かりやすい健康バロメータはない」ということが、今までは「知識」として分かっていたことだけれども、それはもう切に、身をえぐるように、身体と心に直接響きました。

「食欲がないと、死んでしまう。」と、今までは文字情報として頭の中にありましたが、最後の一週間で体験したこと…手術して、入院して、お見舞いいって、強制給餌して、退院して、息を引き取るのを見て、火葬して…この非日常的なできごとが全て今「記憶」としてこの身体にしみつき、その「文字情報だったもの」と、まるで無数の糸が絡み合うようかのように紐づいています。例え小さい生き物でも、「死ぬ」というたった2文字のことが、ここまで重いものだとは思っていませんでした。

実家ではペットを飼うことは何回かありましたが、あくまでも育てるのは母親でした。私が幼かったというのもあり、ペットの死でここまで悲しんだことが、今までなかったのです

20歳を超えて家を出て、はじめて自分で選んで最後まで自分で育てた子だったんです。とてもとても、大きい存在だからこそ、この記憶と経験が重く、尊いものとなりました。

■がんばることの意味

そして「がんばってもどうにもならないものもある」ことと、「がんばることは無駄じゃない」ということも同時に学びました。

退院後モカを看病している間は無我夢中で、試験勉強みたいに「頑張れば頑張った分だけ結果が出る」という考え方に陥っていました。だから、暑い中こまめに病院に通ってモカの大好きな野菜を持って行って、お医者さんの話をよく聞いて、私が考え得る最善の、「良い飼い主」になればモカは助かるに違いない、と信じ込んでいました。へとへとになりながら二往復した日もあります。いま考えるととても浅はかな考えです。頑張るのは、モカなのだから。

それでも、何かの信念にすがって時間を過ごさないと耐えられないくらい冷静ではなかったんだと思います。

「こんなに私が頑張ったのにモカは生きれなかった。」意外にも、心のどこかでこうなってしまうことはある程度予測していたようで、その時はパニックになるわけでもなく冷静に病院と同居人に報告の電話をかけることができました。

モカが死んだ直後は「頑張ってもどうしようもないことは、どんなに頑張っても意味がないんだ」と思っていましたが、少し時間がたってから考えると、「やれることを精いっぱいやったからこそ、モカの最期を受け入れられたんだ」と考えるようになりました。

どんなに一生懸命看病しても、いっこうに容態がよくならないモカ。その姿を見ているうちに「もうきっと、ダメなんだなぁ…」と心のどこかで少しずつ理解していったんだと思います。運命論は信じたことはなかったのですが、やれることを全てやったからこそ「運命なんだ」と納得することができました。

逆に、やれることをやらなかったら、後悔していたと思います。「ちゃんと看病に行かなかったからモカは見捨てられたと思って息耐えてしまったんじゃないだろうか…」とか、延々とネガティブなループから抜け出せずに立ち直れなかったかもしれません。だから「頑張ることは無駄じゃない」と考えられるようになりました。飼い主として、最後まで一緒に頑張れて、幸せでした。

■ラテとショコラ

さて、人間の、しかも個人的な心情ばかりを書き連ねましたが、他の仔たちはどう思うのでしょう。火葬に行く前に、ラテとショコラに会わせました。

ショコラは…うーん、なんかよく分かってないようでした(笑)。多分「なんで寝てるんだろう?」とくらいにしか思ってないような…。

ラテはいつもならケージ前で発情してぴょんぴょん跳ねあがるところですが…最後だけは、何か悟ったのか、モカの顔をしっかり毛づくろいしてましたよ。今まで他のモルの毛づくろいなんて、したことがないのに…。奥さんであり、お姉さんのような存在あり、常に「会いたい!」と思ってた相手ですから、きっと何かあるんでしょうね。不思議なものです。

■最後に

モカの小さいお仏壇は、ラテのケージの隣に置いてあります。お友達のミナモンさんに、素敵なお花とメッセージまで頂いてしまって…本当にありがとうございます。生きたお花を扱うのは苦手なので、ピリザーブドでとても助かってます。愛情いっぱいのお仏壇ができあがりました。

モカがきっかけで設立したブログももうすぐ4年。色々な人に支えられてきました。色々な出会いもありました。記事を読んでくださったり、色々なアドバイスをくださったり、みなさま本当にありがとうございましたす。ラテとショコラの近況報告も今後続けていくと思います。

また、手術から退院まで尽力してくださった動物病院のみなさま、本当にありがとうございました。



最後に、モカ、いままで本当にありがとう。これからも見守っていてください。